勉強のこと
勉強って、なんだ。
我ながら高校生らしい健全な疑問だと思う。
人っていうのはいずれにせよ能力を誰かと比較される時が来る。入試だったり就職だったり、自分よりも遥かに人間偏差値の高い人間がゴロゴロ現れる。
そういう時、今までの俺ってなんだったのかなって思う。
俺は、人との比較とか、ランキングとか、そういうのが苦手だ。M-1とかで順位に一喜一憂してる芸人を見てると、漫才ぐらい軽い気持ちでやれよって思う。マヂカルラブリー見習え。
そもそも人間のランキングなんて無理がある。確かにボルトは何回もオリンピックで一位になったけど、もしかしたらアフリカのマサイ族らへんに、ボルトよりも速い奴いるかもしれないじゃん。
これは完全に屁理屈だけど、実際にこういうケースは山ほどあると思う。
本当に頭いいのに貧乏で大学行けなかったやつがいるとすると、そいつのおかげで定員1人余るわけだし。何億とある精子の中で、俺が選ばれて生まれて来たわけだけど、もしかしたら俺以外の精子の中に日本一の野球の才能を持った精子だっていたかもしれないわけだし。
何が言いたいかっていうと、人生の99.9%は、完全に運が占める領域なんじゃないかなって。
そう考えると、なんかもう全てがどうでもよくなるよね。
俺が日本人なのも運。中流家庭の家に産まれたのも運。自分の顔つきが好きになれないのも、それが俺のDNAだからどうにもできないから、ってことで運。猫背なのも運。じゃあみんな仕方ないよねってなる。
美人のあの娘も、ブサイクなあいつも、全員その顔になろうと思ってなったんじゃない。みんな気がついたら自分になって。
だからこそ、ブサイクなやつは死ぬほど美人を羨むし、初めから綺麗な顔をもってるやつは、そんなことどうでもいいと思っている。
勉強だって、賢いやつは元々賢い。東大とか行ってるやつは、そもそも3〜5歳ぐらいの学習環境が俺らとは全く違う。その時点でもうどれだけ走っても追いつけない差がある。
というわけで、勉強をサボるもっともらしい理由がまとまってきたので、今日は寝ようと思います。
明日の模試が睡眠時間になりませんように。
おやすみ。